日本薬系学会連合の設立記念フォーラムが11日に都内で開かれ、諸外国に比べて低いとされている国民のヘルスリテラシー向上に向けた施策を同連合に求める声が相次いだ。各学会が収集した情報を薬局薬剤師や病院薬剤師に還元し、特に薬局薬剤師がリテラシー向上に関与する重要性や、子供の頃から健康への意識を高める生涯教育に注力することなどが提起された。
日本医療薬学会の石井伊都子理事は、健康に関する情報を入手・理解して活用するためのヘルスリテラシーについて、日本の国民が諸外国よりも低い現状を指摘。特に、薬剤師等の医療職種志望者について「ヘルスリテラシーに対する理解がないまま就職すると、選択肢の提示や優先順位が大きく変わってしまう」と懸念した。
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