日本調剤の笠井直人社長は、2024年3月期決算説明会で、新長期ビジョンの公開と今後の方向性に触れ、「三津原前社長と一緒に議論を重ねてきた新長期ビジョンについて、新社長である私も議論を尽くして公開を行いたい」との考えを提示。これらを踏まえ、新長期ビジョンの公開は9月から11月頃になるとの見通しを明らかにした。
笠井氏は、新長期ビジョンに関して、「今年に入り、診療報酬改定に伴う敷地内薬局の点数引き下げやドラッグストア・調剤薬局業界の再編加速、物価や賃金上昇による人件費の増加など、当社を取り巻く環境は目まぐるしく変化している」との認識を示した上で、これら業界環境の変化を織り込んだ長期ビジョンをまとめるため、公開の延期を決めたと説明した。
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