武田薬品は13日、アルツハイマー病(AD)の能動免疫療法(治療用ワクチン)候補としてスイスのACイミューンが開発する「ACI-24.060」に関するライセンス契約を締結したと発表した。現在進められている第I/II相試験「ABATE試験」について優先的に結果開示を受ける武田が良好と判断すれば、オプション権を行使し、全世界における臨床開発、承認申請、商業化を担う。
同剤は、ADの病因と一つと考えられているアミロイドβ(Aβ)を標的にする。
モノクローナル抗体を注射することで、Aβに対する抗体反応を誘導する。その作用により脳内に蓄積したAβのプラークを除去し、プラークの形成を抑制することで、ADの進行を遅らせると期待される。
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