MSDのカイル・タトル社長は24日、都内で行った記者会見で、今年度の薬価制度改革でイノベーションを評価するルールを拡充したことは「非常に重要な一歩」と、肯定的に評価した。課題も残っているとして改善に向けた議論に期待を寄せた。市場拡大再算定の「共連れ」除外が全薬剤に適用されなかったことは「理解できない」と述べ、改善を強く求めた。
タトル氏は、今後の議論では日本への投資につながるインセンティブ、新適応に対する投資を歓迎する市場環境などに向けて検討する必要があるとの認識を示した。「業界、中央社会保険医療協議会、厚生労働省の間で良い対話が生まれ、各国から投資を呼び込むエコシステムを構築する議論を望む」と述べ、議論に協力していく姿勢を見せた。
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