日本CRO協会は、協会会員29社分の集計に基づいた2023年(1~12月)業績を発表し、総売上高は前年同期から4.9%増の2537億円となった。増収の背景について、同協会は「新型コロナウイルスによるマイナスの影響が軽減された後に、開発業務が堅調に伸長しているため」と見ている。
総売上高のうち医薬品業務は全体の8割を占める。実績は3.1%増の2096億円だった。医薬品開発関連業務のフェーズ別売上では、第I~III相が4.1%減の1165億円と減少した。
同協会は「停滞気味となっている。今後の治験業務の動向に注目したい」と説明している。そのほか、製造販売後調査等は3.8%増の205億円、派遣業務は3.6%増で151億円だった。
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