◆「アマゾンが処方箋薬のオンライン販売に参入」。そんなニュースの見出しがインターネット上を駆けめぐった。間違いではないのだろうが、処方箋医薬品をネット通販品のように購入できるとの誤解を生活者に与えかねない印象を受けた
◆発表によると、アマゾンファーマシーが全国41都府県に展開する9社約2500店舗と連携し、オンラインによる診療や服薬指導を経て、自宅に処方箋医薬品が配送される一気通貫のサービスを展開するという
◆患者がサービスを活用するには電子処方箋の発行が必要条件となる。厚生労働省は来年3月末までに概ね全ての医療機関、薬局への導入を目指すが、普及率は約10%と低く、一気呵成に利用が進むとは思えない
◆一方、導入企業の1社は最大のメリットとして、「普段使いのユーザーインターフェイスで、オンライン服薬指導、処方薬の配送が利用できること」を挙げる。電子処方箋普及が前提のビジネスモデルとなるが、業界を大きく変えるものになるのか、今後の動向に注目したい。
「アマゾンファーマシー」
2024年07月29日 (月)
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