東京商工リサーチは、今年1~7月期の調剤薬局の倒産状況を公表し、倒産件数が過去最多の22件に上ることを明らかにした。7月に関連企業も含めた9社の倒産が件数を押し上げ、負債総額は135億6500万円で初めて100億円を超えた。現状のペースで推移した場合、年間件数も過去最多を更新する見込みとし、同社は「ビジネスモデル変革の波に乗れない調剤薬局は、さらなる淘汰にさらされる可能性が高まる」と分析した。
今年1~7月の調剤薬局の倒産件数は前年同期比266.6%増の22件で、前年同期の3.6倍に急増。21年同期の20件を上回り過去最多となった。負債総額は135億6500万円で、前年同期から422.1%増加。中堅規模の倒産が増加したことで、初めて100億円を超えた。現状のペースで推移した場合、年間件数でも21年の27件を超え、同様に過去最多を更新する見込みとしている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。