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【中外製薬】新規モダリティ開発加速‐有望候補にリソース集中

2024年08月21日 (水)
奥田氏

奥田氏

 中外製薬は、中分子医薬、抗体医薬など新規モダリティの早期臨床開発の加速に取り組む。10年戦略「TOP I 2030」の開始から約3年半で創薬段階から臨床試験段階に八つのプロジェクトが移行したが、次のステージへの進行に遅れがあるケースが見られるため。そこで臨床試験のデザインを組む段階で、臨床試験を前に進めるか止めるかの「Go/No-Go判断」基準を明確化する。それにより、今後増えると見込む早期臨床開発の新薬候補の価値、ポテンシャルを早期に見極め、開発の優先順位づけを行う。有望候補に開発リソースを集中させ、開発成功確率と開発スピードアップにつなげたい考えだ。

 同社は10年戦略で、「R&Dのアウトプット倍増」「自社グローバル品の毎年上市」を掲げる。その達成に向け創薬、開発、製造といった各事業プロセスで必要な取り組みを進めている。このほど進捗を検討した結果、課題が見えてきたことから、一部取り組みを見直すことにした。


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