
日本薬学教育学会大会が18日に八王子市内で開催され、シンポジウムでは2022年度に改訂された薬学教育モデル・コア・カリキュラムをめぐり、今後大学教育がどう変わるべきかを議論した。シンポジストからは、薬剤師免許取得後の卒後教育においても学生とつながりを持つことができる教育に転換する必要性が指摘された。一方、実務実習で薬学生を受け入れる薬局薬剤師からは「週5日8時間の実習では夜間・休日の患者を感じ取ることができない」とし、夜間・休日の実習に参加する機会を増やすべきとの提言も出た。
同学会では、改訂コアカリを機にカリキュラムを総合的に検討するため、「実務実習委員会」から「薬学教育カリキュラム検討委員会」に変更した。同委員会では、改訂コアカリと臨床における実務実習が効果的につながっているかを評価・検証し、そこで出てきた問題点を共有した上で次期改訂に向けた活動を行うとしている。
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