◆どうも予測がずれる。そう思うことが増え、記者として不明を恥じるばかりだ。最近では、生成AIを組み込んだ業務支援システムの本格化を予測できなかった。1年前、生成AIにほとんどの人が懐疑的だった
◆だが、本紙「安全性情報管理」企画(11日号)の取材で、その見方にとらわれている自分を恥じた。非構造化データから報告書を作成支援する機能が実装され始めているのを知り驚いた。臨床開発業務にも応用する動きが加速している
◆同じく「日薬学術大会」企画(13日号)で紹介した調剤業務支援システムにも薬歴作成支援への生成AIの活用が目立つ。いつの間にか臨床開発から市販後安全管理、営業・マーケティング、調剤の各領域での生成AIの活用は一大トレンドになっていた
◆政治経済でも過去の知見だけでは先を見誤ることを痛感する。さて、どうしたものか。おごりと先入観を排し虚心に取材・勉強を重ねる。そうして先を見据えた上で今と半歩先を伝える。これが記者の仕事ではないかと、自らに問いかけている。
今と半歩先を伝える
2024年09月20日 (金)
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