17日に第280回医療・医薬品情報研究会

2024年09月27日 (金)

医薬品の供給不安の中、保険薬局における後発医薬品割合(数量ベース)は2023年度末で85.3%に達した。サワイグループホールディングス代表取締役会長の澤井光郎氏は「新薬の特許が切れたらジェネリック医薬品で患者さんの負担を減らし、医療費を節減することが我々の使命である。現在の後発医薬品を中心とした供給不安を解消するためには、製造余力を持つ必要がある。一方で、AGがある限り設備投資も躊躇せざるを得ないため、経営方針が大きく変わる。これが公平公正な競争環境と言えるのか?」と、熱い思いに反して経営環境の難しさを語る。

2005年の薬事法改正により医薬品製造の委受託が可能となり、GEの共同開発が認められた。政府主導の後発品使用促進策が進められる中で、「製造所を持たなくても製造販売承認が取得可能となった結果、一つの成分に多くの企業が参入し、少量多品目の構造となっている」と指摘する。

今夏早々、武見厚労大臣自ら「5年程度の集中改革期間の中でGE産業の構造改革を強力に進める」と宣言し、シェア拡大と生産収益性が確保し得る企業規模への再編が必要との考えを示す。一方で、品目統合のための情報交換や協業、企業統合については独占禁止法に抵触することを懸念する声も上がっているほか、小さな企業同士を統合しても原価率70%、毎年の薬価改定の中で、余力をもった生産性向上はできるのだろうか。

今講演ではGE業界を永らく牽引してきた澤井氏に、知っているようで知らないGE生産の現状と業界の変遷、安定供給と今後のGE業界を展望する上での課題や期待についてお話いただく。澤井氏いわく「脱線しながら・・」とのこと。先発医薬品メーカーの方にも是非、傾聴いただきたい。乞うご期待。

日時

2024年10月17日(木)15:00~16:45

会場

連合会館(ハイブリッド)
(東京都千代田区神田駿河台 3-2-11)

演題

後発医薬品の安定供給のための課題と業界展望

講師

澤井 光郎 氏(サワイグループホールディングス株式会社 代表取締役会長)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも5,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。

出欠のご連絡

2024年10月15日(火)までに田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
※申し込みは下記【参加フォーム】へ
https://forms.gle/LYTtgaf9chfcn4as5

※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より9月18日にまでに参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。7月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp

主催

医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山



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