日本医薬品卸売業連合会は26日、2024年版「医薬品卸売業経営概況」(速報)を公表した。それによると、23年度の売上高伸び率は4.72%、売上総利益率5.99%、販管費率4.99%で、営業利益率1.00%となった。宮田浩美会長は、「物価や人件費の上昇が販管費に大きく影響しているが、会員各社は長引いている需給調整を行いつつ、粘り強く価格交渉を続けて総利益が改善した。その結果、営業利益率1%を何とか確保している」と説明。厳しい経営状況に変わりないことを強調した。
経営概況は、24年4月直近の決算数字を対象として、会員に行った卸経営に関するアンケート調査の回答をまとめたもので、調査対象数68社、回答数52社、回答率76.47%だった。
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