卸から医療機関・薬局への納入価と、卸がメーカーから仕入れた仕切価の差額がマイナスとなる「1次売差マイナス」が2023年度にマイナス2.8ポイントとなったことが、厚生労働省の調査で明らかになった。前年度から0.1ポイント拡大したものの、ほぼ横ばいで推移した。
10日の医療用医薬品の流通改善に関する懇談会で公表されたもの。卸売業者5社ごとにそれぞれの取り扱い全品目の加重平均値を算出し、さらにその五つの算出値を単純平均した。薬価を100とした場合の仕切価率は96.0%、納入価率は93.2%とそれぞれ0.3ポイント、0.2ポイント上昇した。割戻率は5.9%だった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。