塩野義製薬の2025年3月期中間決算は減収減益となった。売上高は前年同期比7.2%減の2140億円で、前年同期にADHD治療薬のライセンス移管に伴う一時金250億円を計上した反動が影響した。営業利益は、減収要因のほか、早期退職実施のための費用計上、研究開発費の増加で22.7%減の759億円となった。
国内医療用医薬品の売上高は、一時金減の影響で50.5%減の477億円。新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」等の同症関連製品とインフルエンザ関連製品の合計売上高は44.0%減の249億円となった。両感染症の患者数が見込みより減少し、売上は上期予想に届かなかった。
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