塩野義製薬の手代木功会長兼社長CEOは10月28日、大阪市内で開いた中間決算説明会で国内事業の展望に触れ、感染症領域の強化に加えて、「感染症流行の影響を受けにくいQOL疾患を次の柱にしたい」と語った。国内の独占販売権を取得した不眠症治療薬「クービビック」を皮切りにこの領域の成長を図る。9月に国内で承認申請したうつ病治療薬「ズラノロン」の拡大にも期待感を示した。
クービビックは、オレキシン受容体に対する強力な阻害作用によって過度な覚醒状態を緩和する。不眠症のアンメットニーズに応えるベストインクラスの治療薬になる可能性があるという。ネクセラファーマジャパンが9月に国内で承認を取得し、塩野義製薬が国内の独占販売権を取得した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。