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日大薬学部が高齢者の服薬状況を調査

2006年9月8日 (金)

 日本大学薬学部薬事管理学研究室はこのほど、日本薬剤師会から委託を受けて行っていた「高齢者の服薬状況に関する研究報告書」を取りまとめた。患者が服薬しない理由をインタビュー形式で調査したもので、▽患者は自分自身の薬物治療の方針に沿って行動する▽服薬するかしないかを決める前に、医療従事者の反応を試したり、服薬せずに症状の変化を見るなどの行動を取る――ことなどが分かった。こうした状況から報告書は、薬剤師は表面上でない真の情報を聞き出すために、患者インタビューの方法を工夫する必要があると指摘した。

 調査は慢性疾患を有する65歳以上の外来患者を対象として、服薬状況の実態を調査すると共に、服用しないことに関連する要因分析を行い、さらに薬剤師がどう患者に関わるべきかを追究した。調査は長野県上田市の65歳以上の住人500人と、東京練馬区の65歳以上住人500人の合わせて1000人を対象として実施された。

 郵送調査の結果、服用薬の存在する52人に対して、服薬しない理由を複数回答で選択してもらったところ、「薬をのむことをうっかり忘れてしまうから」が最も多く73・1%であった。次いで「体調が良いときは服用しない」「薬の副作用が心配」が続き、少なくとも回答者の一部は、「意識的に服薬していない状況が把握できた。

 引き続いて面接調査を実施。インタビューからは、多くの文献で服薬不遵守と関連があるといわれている「薬剤の種類・量が多い」「用法が複雑」などの製剤に起因する理由は、浮かび上がってこなかった。既存の調査と結果が異なって点について報告書は、多剤及び用法が複雑な薬剤の投与を受けている対象が少なかったこと、症状が比較的安定した慢性疾患患者が多かったことなどが、要因として考えられると分析した。




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