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薬史学会が年会開く‐「未来へと橋を渡す」テーマに

2024年11月08日 (金)
日本薬史学会2024年会

 今年で創立70周年の節目を迎えた日本薬史学会2024年会(年会長・厚味厳一帝京大学薬学部教授)が2日、東京板橋の帝京大学板橋キャンパスで開かれた。開催地である板橋に因んで「未来へと橋を渡す」をテーマに、薬史の研究者のみならず、薬に関わる様々な業種からの参加者や次世代を担う学生が交流する場となった。

 一般講演では、口頭発表とポスター発表の計16演題が発表されたほか、シンポジウム「食品と薬の歴史から学ぶ」では「納豆の起源解明に向けた考古学的研究」について中山誠二氏(帝京大学文化財研究所)、「乳酸菌の歴史とその機能の可能性」について山田成臣氏(明治)、「血漿分画製剤の過去・現在・未来」について柚木幹弘氏(日本血液製剤機構)、「躍動する核酸医薬―試行錯誤の歴史を交えながら」について井上貴雄氏(国立医薬品食品衛生研究所)が講演した。

 特別講演として、樋野興夫氏(順天堂大学名誉教授)による「癌患者を支えるために―癌哲学外来から」、木下武司氏(帝京大学名誉教授)による「平安の薫物“侍従”に配合される熟欝金について」があった。

 ランチョンセミナーでは、震災で壊滅的な被害を受けた能登半島の穴水町で10年前から地域の薬局が住民の健康を支える取り組みを行っていたサエラ薬局の宮本啓悟氏が講演した。



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