アレクシオンファーマの新社長に来年1月1日付で就任する濵村美砂子氏は13日、都内で記者会見し、希少疾患の大きな課題で確定診断まで平均5年程度かかる状況を指す「診断ラグ」の改善に注力する姿勢を強調した。希少疾患は医師が診る機会が極めて少なく、別の診断がつくことも多い。濵村氏は、デジタル企業との連携によりAI技術などを活用した診断支援の提案に取り組む。「診断ラグ」を改善することで、ドラッグラグ・ロスで問題になっている希少疾病用薬が日本で開発しやすくなることに期待する。
濵村氏は、元武田薬品で希少疾患事業部長として5年間従事し、今年7月にアレクシオンに入社した。京都大学薬学部を卒業後、順天堂大学大学院医学研究科博士課程を修了。医学博士、MBAを取得している。
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