東京理科大学薬学部は来年4月、東京都葛飾区の葛飾キャンパスに移転する。千葉県の野田キャンパスでの活動を経て、約20年ぶりの都心回帰を実現することで、実務実習先の充実や優秀な学生の確保を強化したい考え。教育研究面では、新たに建設した「共創棟」を拠点に、葛飾キャンパスで活動する工学部、先進工学部との共同研究を加速させて薬工連携の推進を目指すほか、4年制の生命創薬科学科のカリキュラムにメリハリを付け、独自色を強化しながら臨床研究の6年制、創薬研究の4年制という薬学部の特徴をアピールしていく方針だ。
来春葛飾キャンパスへ
同大薬学部は2003年、野田地区を中心とした生命系研究拠点形成の推進に伴い、神楽坂キャンパスから野田キャンパスに移転した経緯がある。その後20年以上が経過し、薬学教育を取り巻く環境は大きく変化。優秀な学生の確保、実務実習先や大学院の充実、羽田空港へのアクセスという研究者のグローバル環境を実現するためには、都心回帰が必要と判断し、工学部と先進工学部が活動する葛飾キャンパスへの移転を決めた。
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