大阪市東淀川区においてアドバンス・ケア・プランニング(ACP)推進に取り組む医療関係者らは、10日に大阪市内で開かれた近畿薬剤師学術大会で、患者の意向把握に向けた日常業務での情報収集の重要性について語った。
ACPは、患者を主体に家族や医療・ケアチームが話し合いを通じて、患者の意向に沿った医療やケアを実現する過程。その考え方が広まった経緯について、淀川キリスト教病院緩和医療内科の池永昌之主任部長は、「医療が進化して誰もが一定の治療行為を受けられるようになり、それぞれの人が考える幸せや自分らしさ、どのような治療を受けることが自分らしい人生を送るために必要か、改めて問われるようになった」と振り返った。
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