TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【厚労省】後発品318品目を薬価収載‐レボフロキサシンに23社参入

2009年05月15日 (金)

 厚生労働省は15日、後発品318品目の薬価基準収載を告示した。新規後発品は13成分23規格119品目で、収載企業数の最多は、特許問題で係争中の抗菌剤のレボフロキサシン水和物(先発品:クラビット=第一三共)の23社。沢井製薬、日医工、大洋薬品工業、東和薬品の大手4社をはじめ、有力後発品メーカーが揃って名乗りを上げた。また、品目数が最も多かったのは、血圧降下剤の塩酸テモカプリル(エースコール=第一三共)の39品目。

 後発品の薬価収載は、2007年に7月、11月の年2回収載となり、今年から7月分が5月に移った。

 今回対象となったのは、1月15日までに薬事承認された医薬品。収載希望は363品目だったが、販売体制の整備や安定供給が困難なことなどを理由に39品目が希望を取り下げた。また、局方名収載等により6品目が告示不要となり、54社の84成分148規格318品目が収載された。

 内訳は、内用薬が55成分87規格214品目、注射薬が24成分54規格91品目、外用薬が5成分7規格13品目。

 このうち初めて収載された新規後発品は、13成分23規格119品目だった。内訳は、内用薬が9成分15規格102品目、注射薬が3成分7規格15品目、外用が1成分1規格2品目となっている。

 医療安全等の観点から名称変更した代替新規40品目を除き、品目数が多かった企業は、沢井製薬(22品目)、日医工(23品目)、大洋薬品工業(17品目)、ニプロファーマ(15品目)東和薬品(14品目)などの大手だった。

 なお、同一規格で20品目を超えた後発品の薬価は既収品の最低価格に0・9を乗じて算定されるが、今回の収載で20品目を超えるものはなかった。

 また、厚労省は、収載品目数が多かった、▽塩酸テモカプリル▽レボフロキサシン水和物▽ビカルタミド(カソデック=アストラゼネカ)--を扱う企業に通知を発出し、医療機関から注文があった場合、卸に在庫がなくても迅速供給するよう指導する。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術