福岡徳洲会病院薬剤部はプロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)を積極的に導入し、薬剤師の業務を拡充している。これまでに策定したPBPMは開始予定を含め15件と多い。各現場の問題点を把握する薬剤師が解決手段としてPBPMを提案することで、件数が増えてきた。プロトコールによる事前の医師との合意に基づき薬剤師が一歩踏み込んだ業務を手がけることで、医療の質は高まり、医師の業務負担は軽くなった。薬剤師は責任を自覚し、意欲的に働くという好循環が生まれている。
同院は福岡県春日市に位置し、地域の救急医療を担う602床の急性期病院。2020年から、薬剤師が医師に代わって医薬品に関連した血液・尿検査オーダを入力するPBPMや、バンコマイシンの血中濃度検査オーダを入力するPBPMを開始した。
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