王子ホールディングス(HD)の道川浩平イノベーション推進本部長は10日、IR説明会で、木材成分由来の硫酸化ヘミセルロースの抗炎症作用と血液抗凝固作用を生かした医薬品事業について、将来的に売上規模は「動物用は数十億円、ヒト用は数百億円」にする構想を明らかにした。
グループの王子ファーマは、動物医薬品事業だけでなく、第一種と第二種の医薬品製造販売業許可も取得し、ヒト用の医薬品事業体制を整えた。医薬品事業では動物用とヒト用合わせて2030年売上目標は「100億円以上」を目標に置いている。道川氏の発言で、ヒト用医薬品を主力に展開することが示された。
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