帝国データバンクは9日、調剤薬局、ドラッグストアなど医薬品小売業者の11月までの倒産件数が34件で過去10年間で最多になったとの調査結果を公表した。負債総額143億9800万円も過去最大で、年間件数は37件前後となる見通し。同社は、「経営者の高齢化等で事業継続が困難となる事業者が増え、倒産・廃業は増加基調で推移する」と予測している。
34件の内訳を見ると、業態別では「調剤薬局」が28件で最多となり、「ドラッグストア」3件、「配置薬」2件、「薬店」1件が続いた。グループで調剤薬局を経営する寛一商店と関係会社8社が、7月に経営不振等を理由に会社更生法の適用を申請したことで、全体の件数を押し上げたと分析している。
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