ツムラは、国内に漢方生薬製剤の生産拠点を新たに構築する方針だ。年4~5%程度の数量増が今後も続くと見て、群馬県明和町に拠点構築のための土地7万9000m2(敷地面積)の取得を決定した。生産規模、投資額は決まっていないが、2029年度中の操業開始を目指す。現在進めている工場の増強を加えると、エキス粉末の生産数量は現在より3割超の増加が見込まれる。
国内生産の新拠点は、茨城県阿見町の茨城工場、静岡県藤枝市に続く第三の拠点となる。生産能力の増強、安定供給体制の確保が狙い。新拠点は群馬県南部の「明和東部工業団地」に構築する予定。国内外からの原料生薬の選別・保管を行う茨城県の石岡センター、製剤工場の茨城工場、埼玉県の東日本物流センターへのアクセスのしやすさなどから判断した。生産規模は需要の推移を見ながら検討する。
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