中央社会保険医療協議会は29日の総会で、調剤基本料の「医療DX推進体制整備加算1~3」の点数を引き上げる評価見直しに関する答申をまとめ、福岡資麿厚生労働相宛てに提出した。薬局における電子処方箋の比較的高い普及状況を踏まえ、導入施設を基本とした評価に切り替え、同加算1は現行から3点増の10点とした。4月1日から適用する。
同加算は、オンライン資格確認で取得した薬剤情報等を診療に活用可能な体制の整備、電子処方箋等を導入するなど医療DXに対応した体制を持つ薬局を評価するもの。施設基準として同加算1ではマイナ保険証の利用について「十分な実績」、同加算2では「必要な実績」、同加算3では「実績」を有していることを求めている。
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