国立がん研究センターは12日、BRAF融合遺伝子陽性膵癌・低悪性度神経膠腫を対象とした経口MEK阻害薬ビニメチニブ(製品名:メクトビ)の有効性と安全性を検討する医師主導第II相治験について、同院への来院を必要としないオンライン治験を開始したと発表した。同センター中央病院と参加を希望する患者宅に近い医療機関がパートナー契約を締結し、そのパートナー医療機関で治験に必要な検査やオンライン診療を行うDCT(分散化臨床試験)の仕組みで実施し、地方在住の希少癌患者が治験に参加できるようにする。
オンライン治験の実施に当たっては、同センター中央病院と既にパートナー施設の関係にある医療機関か、患者の申し出などにより要件を満たした医療機関と新たにパートナー契約を締結し、実施する。
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