プラネットはこのほど、「Fromプラネット」の第229号として、日用品・化粧品の購入に関する意識調査(対象4000人)の結果を公表した。それによると、85%が日用品の値上がりを実感していた。
主な調査結果をみると、同じブランドの商品を購入しているものでは、半数以上の52.6%が「シャンプー」を挙げ、トップとなった。次いで、「歯磨き粉」が47.2%で続き、以下、「ボディソープ・せっけん」(37.6%)、「歯ブラシ」(35.1%)、「衣類用洗剤」(33.3%)の順となった。「洗顔フォーム・化粧落とし」は29.7%、「基礎化粧品」は28.7%だった。
詰め替え対応商品の利用状況では、詰め替えを「必ずする」が27.5%、「ほぼする」が43.0%で、合計すると約7割に達した。詰め替えを行う理由で最も多かったのは、「通常品よりお得だから」の65.6%。「ごみが少なくて済む」「環境にやさしい」などエコを意識している人も各46.3%、30.2%いた。
日用品や化粧品の購入場所では、メイク用品を除く全品目で「ドラッグストア」がトップとなった。紙類(トイレットペーパー等)や食品用洗剤は「スーパー」を利用する人が4分の1強という状況。日用品や化粧品の買い物頻度が高い女性では、洗剤類は「ドラッグストア」、化粧品類は「ドラッグストア」「ネットショップ」が全体に比べて高い傾向がみられた。
購入時の重視点に関して、女性全体では紙類(トイレットペーパー等)とせっけん類、食器用洗剤で「価格が安い」がトップとなった。一方で化粧品類やヘアケア製品、口腔ケア用品、衣料用洗剤といった肌に直接つけたり口に含んだりする項目では「効果」が首位だった。なお、化粧品類とヘアケア製品では「品質、原材料」が2位だった。
物価高が続く中、日用品・化粧品の価格変化をどのように捉えているかを質問すると、最近1年間での価格変化については、「とても値上がりしている」が41.1%、「少し値上がりしている」が44.3%と、、合計すると約85%の人が値上がりを実感していた。前回調査では、「とても」が6.2%、「少し」が39.3%で合計が45.5%であり、この3年間で値上がりを実感している人が約40ポイントも増加していた。
現状価格からの値上げ許容度をみると、「全く許容できない」が29.1%の一方、若干(「3%未満」)や一定程度(「3%~5%未満」「5%~10%未満」)の値上げを許容している人が約6割にのぼり、「ある程度の値上げは仕方ない」と思っている人が多数派となった。