◆国立健康危機管理研究機構など、新年度から新名称でスタートした組織は少なくない。大手食品企業が歴史ある社名を来年に変更することも話題となり、高い知名度から耳なじみのない名称への切り替えは思い切った決断と言える
◆今国会で審議中の医薬品医療機器等法改正案では、健康サポート薬局を法制化して「健康増進支援薬局」とし、届出制度から認定制度に切り替える。来年で制度開始から10年となる健康サポート薬局だが、法制化は低い認知度の現状を打破する狙いもある
◆10年間で薬局・薬剤師は地域住民により積極的に関与するようになったものの、未だに低い認知度は住民がそれを実感し難い現実を表しているのではないか。現場からは認定更新にかかる負担を懸念する声も上がる。精緻で徹底的な審議を望みたい
◆新名称が定着するには、長い時間と住民からの信用構築が不可欠だ。健康増進支援薬局を実の伴ったものにするためにも、今回の制度変更を機に、日々の薬剤師業務を振り返ってみてはどうか。
新名称が定着するには
2025年04月11日 (金)
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