日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である太陽日酸は23日、無細胞蛋白質合成技術を用いて製造した研究向けサイトカイン、細胞成長因子の製品化に成功したと発表した。第1弾としてIL-1βとOncostatin Mの2種を4月から受注を開始している。
Human IL-1β、Human Oncostatin Mは無細胞蛋白質合成(大腸菌由来)により合成し、カラム精製によって調整した研究用蛋白質試薬。
IL-1βは、炎症誘発性サイトカインの一種で、T細胞の分化増殖を促進させる。関節リウマチ、自己免疫疾患の調整への関与が示唆されている。
Oncostatin Mは細胞成長因子の一種で、神経新生、骨形成、肝臓発生に関与している。