
オリンパスは4月25日、6月1日付でボブ・ホワイト氏が代表執行役社長兼CEO(最高経営責任者)に就任する人事を発表した。同月開催予定の定時株主総会において取締役にも選任される予定。
ホワイト氏は、GEヘルスケア、マージ・ヘルスケア、IBMのヘルスケア部門でリーダーシップのポジションを歴任。昨年年4月までメドトロニックのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼メディカル・サージカル・ポートフォリオ プレジデントを務めていた。
今回の人事は、オリンパスがメドテックカンパニーとしての成長を加速させるための重要なステップと位置づけられており、同社は「次なる変革をリードする人材として最適であると評価した」としている。
ホワイト氏は、「オリンパスの歴史あるブランドと革新性、そして医療従事者や患者さんに対する深いコミットメントに以前から感銘を受けていた。このたび、その一員としてさらなる成長に貢献できることを楽しみにしている」と意欲を示した。
現CEOの竹内康雄氏は、「豊富なヘルスケア業界での経験と卓越したリーダーシップにより、オリンパスの成長に大きく貢献してくれると確信している」とコメントしている。
ホワイト氏は米国クリーブランド州立大学でマーケティングの学士号、ケース・ウェスタン・リザーブ大学でファイナンスのMBAを取得。現在はコロラド州在住だが、就任後は東京のグローバル本社近隣に妻とともに居住する予定。