調剤ロボット、機器、システムや電子カルテシステムを販売するユヤマは、複数の薬品を一括鑑査できる最終鑑査支援装置「Corredi(コレディ)」を4月から新発売した。

コレディは、ピッキングした薬品が入ったA4サイズのトレイをそのまま装置内に置くだけで、内部のカメラが薬品のGS1データーバーを検出して即時に薬品の種類とその総重量をチェックする。薬品5種類を約3秒で読み取ることができる。
鑑査方法は、スピーディな一括照合だけでなく、数量までチェックする個別照合など全4パターン(全薬品一括照合、単薬品個別照合、重量鑑査あり、重量鑑査なし)から選べる。鑑査を1人で行うときは、より正確にチェックができる「単薬品個別照合・重量鑑査ありモード」、薬品のみを時間をかけずに鑑査したい場合は「全薬品一括照合・重量鑑査なしモード」など、現場の状況に合わせて切り替えることができる。
また内部のカメラでは、トレイの薬品画像を自動撮影しエビデンスとして記録する。過去の鑑査記録を呼び出して確認することや、ジャーナルプリンタから記録紙を出力することもできる。
薬品を入れるトレイは、A4サイズであればピッキングで使っているものをそのまま活用できるので、鑑査前後に薬品を移し替える必要がなく、作業の効率化やミス防止につながる。
選べるモードで最終鑑査をサポートするコレディは、だれでも安心して鑑査できる環境を整え、薬剤師業務の負担軽減に貢献する。