
MSDは、新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオ」(一般名:モルヌピラビル)に錠剤を追加し、21日に新発売した。これまでのカプセル剤より小さく、1回当たりの服用数を4カプセルから2錠に減らした。特に高齢患者などの大きなカプセルでは服用しづらいとの声に応え、服薬時の負担軽減を図るため製剤開発した。
1日(2回投与)薬価1万7319.20円は変わらない。同社は今後順次、錠剤に切り替えていく。
錠剤は1錠当たりの有効成分含有量がカプセル剤の200mgの2倍量となるため、1回当たりの服用数を4カプセルから2錠へと減らすことができる。
錠剤の大きさは約13.4mm×8.2mmは、カプセル剤の約21.7mm×7.7mm)と比較して小さくなる。
開発にかかった時間、開発コストがどの程度変化したのかについては開示していない。