オリンパスは28日(米国現地時間27日)、被写界深度拡大(Extended Depth of Field、EDOF)技術を搭載した上部消化管汎用ビデオスコープ「GIF-EZ1500」および大腸ビデオスコープ「CF-EZ1500DL/I」 が、米国食品医薬品局(FDA)から510(k)認可を取得したと発表した。

両製品は、イメージング技術「EDOF」を応用した最新のビデオスコープ。EDOF技術は、近い距離、遠い距離それぞれにピントを合わせた二つの画像を合成することで、広範囲にピントの合った内視鏡画像を生成する技術で、この技術によってピント合わせが容易になり、検査時間の短縮や検査効率の向上、高精度な画像診断への貢献が期待される。
また、近距離でもブレずに撮影できるため、「通常観察」から「近接拡大観察」への切り替え頻度を抑えることができ、Dual FocusとEDOF技術との組み合わせにより、粘膜や毛細血管などの近接観察が従来に比べさらにピントが合わせやすく、より容易に高繊細な画像が得られる。
両機器は、同の最新内視鏡システム「EVIS-X1」に接続して使用する。EVIS-X1のビデオシステムセンター「CV-1500」に接続することで、独自のイメージング技術「TXI(構造色彩強調機能)」「RDI (赤色光観察)」にも対応し、高精度な内視鏡検査をサポートする。
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