厚生科学審議会臨床研究部会は12日、「治験・臨床試験の推進に関する今後の方向性」に関する取りまとめ案を概ね了承した。国際的競争力のあるヒト初回投与試験(FIH試験)実施施設の整備、シングルIRBの原則化等による手続きの効率化、治験コストの透明化等に取り組む。また、臨床研究中核病院(中核病院)については各施設の特徴を評価できるポイント制の導入など役割・機能を踏まえた承認要件の見直しを行い、関係法令を改正した上で、2026年度中をメドに施行する。

取りまとめでは、国際競争力のある治験・臨床試験体制の強化を明記。研究計画の立案や治験審査委員会(IRB)での審査を英語で対応可能な人材育成等を通じて国際共同治験・臨床試験を主導できる人材を育成する。
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