TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【OTC薬の購入先】薬局・ドラッグストアの牙城にコンビニ、ネットが進出

2009年05月26日 (火)

 薬全般の購入先としては、「薬局・ドラッグストア」の占める割合が高いものの、ドリンク剤は「コンビニ」、シミ・そばかす・養毛剤は「インターネットなど通販」で購入する比率も高いことが、日本OTC医薬品協会とインテージの共同調査で判明した。調査は、Webを介して全国の15~69歳を対象に行われたもので、1307人から有効回答があった。調査からは、自身が使う薬は効き目を優先する一方、家族と共用する薬は副作用がないことを優先する傾向もみられた。

 薬全般の購入先についてみると、調べられた10種類のOTC薬のうち、7種類(総合感冒薬、解熱剤・頭痛薬、胃腸薬・整腸薬、下痢止め・便秘薬、シップ剤・消炎鎮痛剤、目薬、水虫薬)は、約90%が「薬局・ドラッグストア」で購入していた。それに対し、ドリンク剤・ミニドリンク剤は、「薬局・ドラッグストア」で購入が69・1%と高いものの、「コンビニエンスストア」(18・4%)や「スーパーマーケット」(9・5%)での購入も3割近くを占めた。また、しみ・そばかす改善薬と養毛剤は、「インターネットなど通販」で購入する比率が、それぞれ16・7%、29・1%と高くなっている。

 薬を買うときに困っていることでは、「特に困ったことはない」が37・9%で最も高かったが、「薬の種類が分からない」が34・8%、「薬の効き目が分からない」が33・3%あった。また、「薬を選ぶときに相談できる相手がいない」との回答も8・5%に見られた。

 薬の添付文書に関しては、「目を通して保管」が49・9%で最も高く、次いで「目を通すが捨てる」26・8%、「読まずに保管」14・2%と続き、「読まずに捨てる」も9・2%に上った。

 買った薬が効かなかったときの対処では、「医師の診断を受ける」が73・9%で7割を越えた。次いで「その薬がなくなるまで使い続ける」が16・1%で、「薬局の薬剤師や店員に相談する」は4・5%だった。

 また、自分用の薬に対しては、「効き目の強いことを優先して選ぶ」+「やや効き目の強いことを優先して選ぶ」が47・6%と半数近くに達した。その一方、家族共用の薬では、「副作用などの心配がないことを優先して選ぶ」+「やや副作用などの心配がないことを優先して選ぶ」が37・2%を占め、「効き目の強いことを優先して選ぶ」+「やや効き目の強いことを優先して選ぶ」の25・0%を上回った。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術