
三木谷氏
楽天メディカルは7月29日、癌に対する光免疫療法薬「ASP-1929」(一般名:セツキシマブサロタロカンナトリウム遺伝子組み換え)について、抗PD-1抗体ペムブロリズマブとの併用による再発頭頸部扁平上皮癌の一次治療の国内第III相試験を開始したと発表した。米国、台湾に続く治験で、同社はグローバル治験を行う方針。同癌の再発の5年生存率は50%未満と言われ、新規併用療法で生存期間の延長を目指す。日本では2028年9月まで実施する計画だ。
同剤は、EGFRを標的とした抗体セツキシマブと光感受物質であるIR700を結合させた抗体-光感受性物質複合体。特殊な光を照射することで腫瘍組織に集まった光感受性物質が反応し、腫瘍細胞を壊死させる。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。