注射剤の製造・販売、アンプルなどの受託製造を行うネオクリティケア製薬が破産手続きを開始したことで、10日には一部製品の供給に影響が出る恐れが出てきた。製造を委託している企業は、在庫確認、代替品確保など慌ただしく動き始めている。「直前に訪問した時もこのような話はなく、突然のことで驚いた」との声が上がった。厚生労働省も安定供給に向け関係企業に対応を求めた。
福岡資麿厚生労働相は9日の閣議後会見で、この件について記者の質問に、同社に対しては、代替薬の増産依頼を他の製造販売業者に行うといった必要な調整を行うよう指示し、委託企業に対しては、代替供給先の確保などの検討を依頼したと明かした。
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