パラマウントベッドは19日、ファミリーサポートチェア「OyaCoco(おやこ)」が「第19回キッズデザイン賞」の「子どもたちを産み育てやすいデザイン」カテゴリーで、優れた取り組みとして評価され、受賞に至ったと発表した。同賞の受賞は2017年の授乳チェア「HugHug(はぐはぐ)」、20年のプレパレーション用ツール「ぷれパレット」に続き、今回で3回目となる。
キッズデザイン賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に寄与する優れた製品・空間・サービス・研究活動を顕彰するもの。「OyaCoco」は、主にNICUで行われる「カンガルーケア」を安全かつ快適にサポートするためのチェアで、2024年11月に発売している。
カンガルーケアとは、低出生体重児を親が胸の上に抱き、肌と肌を直接触れ合わせて行うケアです。1時間以上同じ姿勢を保つ必要があるため、身体的な負担が課題となっている。
こうした課題に着目したのが、女性社員を中心に構成される「Tsubaki Project」。女性ならではの視点を製品開発に活かすことを目的に、技術系メンバーが中心となって取り組んでいる。その取り組みの一つとして誕生したのが「OyaCoco」で、医療現場スタッフの声をもとに、繰り返し検討と改良を重ね、製品化にされた。
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