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【武田薬品】ストレス時代の胃腸薬「ストレージ」発売‐アリナミン、ベンザに続く“第3の柱”に

2009年06月04日 (木)
新製品の「ストレージ」シリーズ

新製品の「ストレージ」シリーズ

 武田薬品は17日から、ストレスからくる胃腸の不具合に対応した漢方処方のOTC胃腸薬「ストレージ」シリーズ(第2類医薬品)を新発売する。“ストレス社会に対応した医薬品”として、胃腸薬の新たなブランドとして立ち上げ、まずはストレスと胃腸の関係に注目した3タイプをラインナップした。同社では「新販売制度では、店頭で購入者に対する情報提供が一層強化されるため、ストレージシリーズは症状に合わせて、納得して購入していただけることを追求したコンセプトにした。ストレス時代に応え、改正薬事法の精神から創造したブランドといえる。今後はアリナミン、ベンザに続く基幹ブランド、武田としてOTC医薬品の第3の柱に育成していきたい」(大槻浩ヘルスケアカンパニープレジデント)と、大きな期待を寄せている。

 ストレスが蔓延している現代、特にビジネスパーソンのストレスが増加傾向にある。同社が、胃腸に不具合を感じる20~59歳の男女2063人に調査した結果でも、胃腸の不具合の原因として最も高かったのは、飲み過ぎでも食べ過ぎでもなく、「ストレス」だった。様々な検討の末に、「ストレスを消すことはできない。むしろ上手に付き合っていく時代と結論づけた。この概念を普及させるため、新ブランドとして、まずは胃腸薬領域から進出しようと考えた」(西窪栄治ヘルスケアカンパニーマーケティング部部長)という。

 ストレス性の症状には、精神症状と身体症状を同時に治療する「心身一如」という東洋医学の考え方が適しているとし、今回のストレージシリーズ3製品は、いずれも漢方処方を採用した。また、多忙な生活環境も考慮して、1日2回の服用(食前)に設計した。

 「ストレージタイプH」は、半夏厚朴湯の処方。体力中等度を目安として、のどのつかえ感のある人(主に身体の上部に症状が出る人)向け。パッケージは銀と緑が基調。

 「ストレージタイプI」は、安中散の処方。体力中等度以下で、胃痛のある人(主に身体の中部に症状が出る人)向け。パッケージは銀とブルーが基調。

 「ストレージタイプG」は、半夏瀉心湯の処方。体力中等度で、下痢・軟便傾向の人(主に身体の下部に症状が出る人)向け。

 用法・用量(3タイプ共通)は、15歳以上は1回1包、7~14歳は3分の2包、4~6歳は2分の1包、2~3歳は3分の1包を、それぞれ1日2回服用する。税込み希望小売価格は、各タイプとも6包入り1029円、12包入り1659円。

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