【新製品】クラウド型医用画像情報システム「SYNAPSE LEAD Cloud」を発売 富士フイルム

2026年04月15日 (水)
「SYNAPSE LEAD Cloud」のシステム構成イメージ

「SYNAPSE LEAD Cloud」のシステム構成イメージ

 富士フイルムは13日、CT、MRIなどの画像診断装置で撮影した医用画像の保存、管理、共有を実現する医用画像情報システムの新たなラインアップとして、クラウド型医用画像情報システム「SYNAPSE LEAD Cloud」を、富士フイルムメディカルを通じ発売した。

 同製品の主な特長としては、医療情報システムに関する「3省2ガイドライン」相当の通信環境を採用し、初期費用を抑えた月額制のクラウドサービスとして利用できることが挙げられる。撮影した医用画像データはクラウド上に保存されるため、災害時のデータ消失リスクが軽減されている。また、プリフェッチ機能により、新たな画像を受信すると同時に過去の検査データを院内サーバーへ自動的にダウンロードすることで、過去検査画像を高速表示でき、スムーズな診療ができる。

 また近年、CTやMRIなど画像診断機器の高度化により、医師が確認すべき画像枚数は増加している。同製品には、特定機能病院の7割以上で導入されている読影ビューワ「SYNAPSE SAI viewer」を標準ビューワとして採用している。「SYNAPSE SAI viewer」は高いカスタマイズ性を備えており、ユーザーの好みに応じて操作性や表示画面を柔軟に設定できる。画像配置を簡便に行える「レイアウティング機能」や、過去検査の画像と現在の画像を自動的に同期させる「自動スライス位置合わせ機能」など、多彩なワークフロー支援機能を搭載している。これにより、読影業務の効率化を図り、画像診断を強力にサポートする。

 さらに、「Cloud viewer」はPCやタブレットなどのモバイル端末を用いて、インターネット環境があれば、外出先や自宅、移動中でもCT、MRIなどの医用画像をスムーズに参照できるビューワ。専用ソフトのインストールは不要で、モバイル端末に標準搭載されているWebブラウザを利用し、端末に画像データを残さないゼロフットプリント方式を実現している。同製品と操作性やユーザーインターフェースの共通性を追求することで、直感的な操作性が実現している。在宅診療・訪問診療など、クラウドならではの機動力を活かすことで、医療現場における医師の働き方改革に貢献する。

 加えて、「医療クラウドサービス」は、同製品からクラウドサーバーにアップロードされた画像に対し、選択した読影支援機能の解析結果をビューワ上で参照できるサービス。ユーザー登録後、専用ポータルサイトから「胸部X線CADサービス」や「肺結節検出サービス」など、五つの解析機能の中から必要なものを選択するだけで、簡単に利用できる。料金プランは、利用回数に応じた従量課金と、一定期間利用できる定額利用の2種類を用意しており、導入コストを抑えながら、目的や運用に応じた柔軟な活用が可能となっている。さらに、本格導入前に無料トライアルから利用を開始することもできる。



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