抗悪性腫瘍剤「タイケルブ」19日に新発売 グラクソ・スミスクライン

2009年06月24日 (水)
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タイケルブ錠250mg

 グラクソ・スミスクライン(GSK)は19日、抗悪性腫瘍剤「タイケルブ錠250mg」(一般名:ラパチニブトシル酸塩水和物)を新発売した。

 タイケルブ錠250mgは、GSKが開発した新規分子標的治療薬。EGFRとHER2の受容体チロシンキナーゼのシグナル伝達を阻害することで、癌細胞の増殖を抑制する。アントラサイクリン系・タキサン系化学療法剤、抗HER2陽性抗体「ハーセプチン」の治療後に悪化したHER2陽性の転移性乳癌患者に対し、カペシタビンとの併用療法で使用できる。

 海外第III相試験では、ハーセプチン既治療のHER2陽性転移性乳癌患者に対し、カペシタビン単独群に比べ、タイケルブ+カペシタビンの併用療法で有意な無増悪生存期間の延長が認められている。

 国内では4月から日本化薬と共同販促を開始し,海外では既に世界74カ国・地域で承認されている。

 用法・用量は、カペシタビンとの併用で、成人には、ラパチニブとして1250mgを1日1回、食事の1時間前か、食後1時間以降に経口投与する。

 薬価は、250mg錠1錠1620・70円。



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