ニプロはこのほど、同社が開発した「バイオセーバーECMOシステム」および「GRASTARバスケットカテーテル」が、日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
「バイオセーバーECMOシステム」は、国立循環器病研究センターと共同開発した、重症の循環不全または呼吸不全の患者に対して、体外循環による循環・呼吸補助を行うECMOシステム。臨床現場の需要に応え、国産品としては初めて最長14日間連続使用に関する製造販売承認を取得し、保険適用されている。
審査委員は、「従来の国産システムは連続使用の担保が6時間にとどまり、血栓形成などによる回路交換が患者と医療現場の重大な負荷となっていた。今後は、長時間の安全な補助が可能となり、院内外の患者搬送を含めた救命機会の拡大に寄与することが期待される。各種モニタリングと回路セットを小型軽量なコンソール内に一体化した設計が秀逸である」と評価した。
「GRASTARバスケットカテーテル」は、4本ワイヤを採用した国内最小径の尿路結石捕捉用カテーテル。細径設計により内視鏡内の灌流を十分に確保し、クリアな術中視野の維持と腎盂内圧上昇による合併症リスク軽減に貢献している。
審査委員は、「国内メーカー初のバスケットカテーテルとして、より安全で迅速な結石抽出の普及に寄与することが期待される。特に先端チップにおいて、ワイヤの結び目を内部に収納し、微細な面取り加工を施して尿路損傷リスクを抑えた設計が秀逸である」と評価している。
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