興和は、高コレステロール血症治療薬「リバロ」(一般名:ピタバスタチン)の承認を米FDAから取得した。興和の米子会社「コーワ・ファーマシューティカルズ・アメリカ」(KPA)を通じて販売し、MRを増員して、発売3年目に300億、発売5年目に500億円以上の売上を目指す。
興和は、昨年8月に米プロエシック・ファーマシューティカルズを買収し、KPAを設立。米国での販売拠点を確保し、リバロの米国上市に向けた準備を進めてきた。今後、MRの人員を142人から500人程度に増員すると共に、他社との共同販促を視野に入れ、米国市場でリバロのシェア拡大を図る。
既にリバロは、韓国、タイ、中国で発売、欧州で申請中、カナダで申請の準備段階にある。一方、国内では、第一三共との共同販売で、08年度の売上は340億円。2~3年以内に500億円以上の売上を目指している。