小林製薬は7日から、特定保健用食品「トクホのチカラ」5アイテムを新発売した。同社が昨年9月に行った生活者意識調査(回答3017人)では、多くの人が特定保健用食品に好印象を持っている一方で、「パッケージから効果が分かりにくい」「価格が高く感じるので使用しにくい」など、多くの意見が寄せられた。そこで、ニーズの高いコレステロール・血中中性脂肪・血圧・血糖値・整腸といった生活習慣の改善に役立つ効果を、パッケージ前面に分かりやすく訴求した。さらに、トライアル層の獲得に向けて、購入しやすい価格帯に設定するなど、同社では「特保市場の拡大にもつなげたい」としている。
製品ラインナップは、有機明日葉を使用し、血中コレステロールを低下させる働きのあるキトサンを配合した「明日葉青汁キトサンのチカラ」(税込み希望小売価格21袋1995円)、血中中性脂肪値を低下させる作用のある大豆蛋白質ベータコングリシニンを含んだ、チュアブルタイプの「大豆たんぱくのチカラ」(2粒×14袋1575円)、イワシ由来の原料を使用した、サーデンペプチド配合のタブレット「背青魚のチカラ」(4粒×7袋1575円)
難消化デキストリンの働きにより、糖の吸収を穏やかにし、国産よもぎを使用した「よもぎ茶食物繊維のチカラ」(21袋1995円)、難消化性デキストリン配合で、お腹の調子を整える「ケール青汁食物繊維のチカラ」(21袋1995円)
同じく7日からは、栄養補助食品「ウコンEX」「発酵熟成野菜粒」「熟成黒にんにく黒酢もろみ」を、それぞれ新発売した。
「ウコンEX」は、クルクミン量が豊富な秋ウコンから抽出したウコンエキス(1日目安量の2粒中にクルクミン40mg含有)と、ペルー高地で育まれ、強い生命力を持ったマカから抽出したマカエキス、無臭ニンニクを配合した。20粒入り997円。
「発酵熟成野菜粒」は、発酵熟成させた17種類の野菜と、7種類の穀物を配合している。野菜と穀物の力を最大限に引き出すため、野菜は麹菌酵素と酢酸菌を用いた同社独自の発酵法で、穀物は黄麹菌を用いた発酵法で、それぞれ発酵熟成を行っている。これにより、グルコン酸や酵素、アミノ酸を大幅に増加させた。120粒1890円。
「熟成黒にんにく黒酢もろみ」は、青森県産の生ニンニクを発酵熟成させることで、ポリフェノールが濃いのが特徴の黒ニンニクと、鹿児島県産の黒酢から生み出された黒酢もろみを使用した。90粒入り1890円。