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エスエス成田工場に厚労大臣賞‐3Rへの取り組みを評価

2009年10月26日 (月)
表彰状を受け取る小田島氏(左)

表彰状を受け取る小田島氏(左)

 エスエス製薬成田工場は、「環境マネジメントシステム1SO14001導入によるゼロエミッションの達成」が評価され、今年度「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者」の厚生労働大臣賞を受賞した。23日には東京霞ヶ関の東海大学校友会館で、関係者が出席して表彰式が行われ、同工場はじめ企業や団体など92件が表彰された。

 リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)は合わせて「3R」と呼ばれ、循環型社会の構築を目指すキーワードとされる。3Rの普及啓発を進めているのが、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」で、日本製薬工業協会も会員になっている。リデュース・リユース・リサイクル推進功労者は、率先して3Rに取り組み、実績を挙げている人たちを表彰し、活動を奨励する目的で毎年行われているもの。

 エスエス製薬成田工場は、1964年の操業時から公害対策に取り組んだ。その方針が他の工場へも受け継がれ、98年には業界として初めて、同社の全工場が1SO14001を取得した。それ以後、環境マネジメントシステムの運用により計画的に3Rを推進してきた。

 具体的にはリデュースの面では、製造工程の改善や包装資材の見直しにより、不良品や廃棄物の発生削減に取り組み、07年には全製品のラップ包装化を実現するなど、流通過程の廃棄物を大幅に削減させた。リユースの面では、原材料等の輸送ドラムを廃粉末容器として使用したり、段ボール箱の緩衝材を発送時に再利用するなどした。

 また、リサイクルでは発生する産業廃棄物・一般廃棄物について、分別の徹底と処理業者の選定によって、08年度にリサイクル率100%を達成した。そのほか、ボトルラインで発生する不良のガラス瓶や樹脂製容器は、メーカーとの契約によって返却し、リサイクルしている。

 エスエス成田工場環境管理責任者の小田島宣夫氏は、「今回の受賞は、成田工場のEMS(ISO14001)導入によるゼロエミッションの達成が評価されたものです。今後も地球に優しい事業活動を推進し、継続して取り組んでまいります」と受賞の感想を述べた。

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