ネグジット総研は、レセプトコンピュータ「調剤くん」のVer.6として、「調剤くんwith」を11月18日から発売開始する。“ずっとそばで支援をしていきたい”との思いから、「調剤くんwith」と名づけられた。

開発では、10月から発売されたオペレーションシステム「Windows 7」に、業界最速で対応。技術的な制約が少なくなったことで、「使いやすさ」に徹底的にこだわり、「操作性」や「画面イメージ」などを今まで以上に充実。一番操作がしやすいレセコンが目指されている。
「調剤くんwith」は、マイクロソフトの提供するユーザーインターフェースサブシステムのWPFなどを積極的に導入。「調剤くん・COM」の機能と操作性を継承しつつ、内部データの処理スピードの向上や最新のデータベースによって、「使いやすさ」と「心地よさ」を追求した。
画面イメージについても、開発当初からデザイン系の開発会社と協力し、画面構成やファンクションボタン、メッセージ、ヘルプなどについてデザインを統一。「調剤くん・COM」で、ボタンなどが画面全体に広がっていたものを下1列に集約した。展開しているウインドウを縮小して下部へ整列できるほか、画面の文字の大きさもスライドを動かすことで、自由に変更できるなど、カスタマイズできる部分が多くなり、ユーザーの意向に合わせた設定が可能になった。
また、保険登録や処方入力などの入力項目も、リアルタイムにチェックできる。入力内容に間違いがあると、項目の色を変えたり、ポップアップなどで間違いを指摘する。患者検索や会計画面、帳票類の印刷なども、より効率的に作業ができるように全面的に見直しを図った。
さらに、多様な新制度が策定されることを想定。薬価改定や法改正時もスムーズにプログラム更新ができるように、柔軟なプログラム設計にした。最新情報については、オンライン更新を標準装備し、常に最新の状態で活用することができる。
サポートについてもエラー情報の収集、レポート機能によって、トラブル時でも迅速な対応が可能になった。また、「調剤くん・COM」からのコンバートも専用ツールで簡単に移行できる。
同社では、連動している電子薬歴支援システム「薬歴くん」についても、近日中に「調剤くんwith」対応版の発売を計画している。