ネグジット総研は昨年に引き続き、今年も「薬剤師が選ぶ製薬企業イメージ調査―ランキングレポート2009」の販売を開始した。薬局、病院・診療所、クリニックに勤務する薬剤師に、製薬企業(対象44社)のイメージを聞いたもので、薬剤師を対象としてメーカーの企業イメージを定期的に調査している唯一のレポート。幅広い業種の営業部門やマーケティング・広報関係者の注目を集めている。
同社のMMPR(メディカル・マーケティング・プロモーション・リサーチ)事業部が手がけるのが、薬剤師に特化したリサーチ。モニター登録している薬剤師は約4000人を数える。
同事業部では、先発・後発各製薬企業を対象に、営業力や好感度、社会貢献などのテーマによる企業イメージ調査を行っており、今回が3回目。昨年11月末から12月初旬にかけて実施し、対象は保険薬局に勤務するMMPR薬剤師会員300人、病院・診療所・クリニックに勤務するMMPR薬剤師会員150人。
主な集計結果では、「薬剤師に対する情報提供が充実しているメーカー」としては、保険薬局に勤務する薬剤師では、第1位が第一三共、2位はアステラス製薬、3位がファイザーとグラクソ・スミスクライン。病院・診療所・クリニックに勤務する薬剤師では、第1位が第一三共、2位が武田薬品、アステラス製薬、ファイザーとなっており、いずれも08年調査と若干変化した。
「トラブル対応が早いイメージのメーカー」では、薬局薬剤師はアステラス製薬、病院等薬剤師は第一三共をトップに挙げ、「営業・販売力の強いイメージのメーカー」では、薬局薬剤師、病院等薬剤師ともに武田薬品をトップに挙げている。このほか調査では、MRの質の高さ、研究開発や情報発信面など、様々な項目を聞いている。
レポートの販売価格は5万円(税別・送料別)で、問い合わせはMMPR事業部(TEL078・393・2151)または専用サイト(http://www.yakuzaishi-di.net)まで。