佐藤製薬は、接触性皮膚炎などアレルギー性皮膚疾患の原因を調べる「パッチテストテープ」として、「硫酸ニッケル」160μg、「重クロム酸カリウム」19μg、「塩化コバルト」16μg、「メルカプトベンゾチアゾール」61μg、「ホルムアルデヒト」150μg、「チロメサール」6・5μgの6品目を、5月から新発売する。
パッチテストテープは、スウェーデンの旧ファルマシア(現ファイザー)で開発されたパッチテスト用医薬品ユニット「トゥルーテスト」を国内向けに改良した製剤。
親水性の基剤中に溶かした6種類のアレルゲンを、各シートに含有させた貼付剤で、皮膚に貼付するだけでアレルギー性接触皮膚炎の原因となるアレルゲンを検索でき、個々のアレルゲンの調製や一定量のアレルゲンを小皿などに充填するといった操作の必要がないことから、簡便に検査できる。
薬価は、1枚717・30円。