日本病院薬剤師会は、今年度の「日本病院薬剤師会賞」「病院薬学賞」など、各賞の授賞式を行った。
日病薬賞は、常風潤一(前和歌山県病薬会長)、矢後和夫(前日病薬常務理事)、依田啓司(元日病薬副会長)の3氏が受賞した。病院薬学賞は有森和彦(宮崎大学病院薬剤部長)、大坪健司(鳥取大学病院薬剤部長)、宮本謙一(金沢大学病院薬剤部長)の3氏が受賞し、それぞれ副賞として薬事日報賞が贈られた。功労賞は、今泉眞知子(東京都)、田中正信(山口県)、布川正儀(徳島県)の3氏が受賞した。
また、学術奨励賞は、11月12日に千葉市で行われる日病薬病院薬局協議会で表彰される。
奨励賞の受賞論文と、受賞者は次の各氏。
▽薬剤部を事務局としたNST稼働3年間の成果:古賀勝治(福岡赤十字病院)
▽S-1とワルファリンの薬物相互作用についての検討:五十嵐弘幸(福井県済生会病院)
▽糖尿病患者の療養指導継続と長期血糖コントロールにおける薬・薬連携の有用性:中村敏史(名古屋掖済会病院)
▽アントラサイクリン系抗癌剤の投与時間の短縮による血管外漏出の減少:伊藤美代(九州大学病院)
▽新型インフルエンザ対策における医療従事者のオセルタミビル予防内服(服用の実態と有害事象の発現状況):中浴伸二(神戸市立医療センター中央市民病院)